プレスリリース

February 28, 2023

ユニットエイドとグローバルヘルス技術振興基金がグローバルヘルスの製品アクセスを加速するために連携を強化

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)とグローバルヘルス機関ユニットエイドは、日本の研究開発産業と幅広いグローバルヘルス領域の対応をより強固なものにするため、協力枠組み協定を締結しました。特にこの協定(パートナーシップ)は、結核やマラリアにおける薬剤耐性の出現や気候変動によって形態が変化するベクター媒介性疾患といった複雑な課題への取り組みに重点を置くものです。

 

GHIT Fundの研究開発パイプラインとユニットエイドの製品導入/アクセスに関する専門性の連携が強化されることにより、イノベーションの創出、スケールアップ、アクセス&デリバリーといったテーマに取り組むパートナーとアイデアの間の橋渡しをする役割を果たします。

 

また、このたびの協定は、両機関を広範な戦略レベルで結束させるものであり、グローバルヘルス領域における喫緊のニーズに対応する後期開発製品のイノベーションを加速させ、継続的な協力関係を構築する枠組みが実現します。これにより、社会的弱者や恵まれない人々がより良い保健医療に確実にアクセスできるような取り組みが強化され、またユニバーサル・ヘルス・カバレッジに向けた進展が期待されます。

 

GHIT FundのCEOである國井修は「両組織は共に新たな5ヵ年計画をスタートする節目の年です。そのタイミングでユニットエイドと戦略的パートナーシップをさらに強化できることを嬉しく思います。ユニットエイドが持つ製品の導入およびアクセスの専門性とGHITのイノベーションが連携することにより、公平で持続可能なアクセス&デリバリーを実現し、GHITはこれまで以上に研究開発のパイプラインを加速させ、最大限の効果を発揮できるよう努めます。」と述べています。

 

ユニットエイド事務局長フィリップ・デュヌトンは、「グローバルな問題の解決にはグローバルな協力体制が重要であることが、ここ数年の新型コロナウイルス・パンデミックで浮き彫りにされました。ユニットエイドはGHIT Fundとのパートナーシップを強化することで、今日もっとも差し迫った保健課題に取り組む日本のイノベーターらとのつながりを活かし、それにより新たな薬、診断、医療技術の恩恵をどこにいようと公平に受けられるようにし、すべての人のより健康でより安全・安心な世界をめざします」と述べています。