History
GHIT Fundの構想から第1回目の投資まで
2011年9月
GHIT Fundのコンセプトを構想
元ビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバルヘルスプログラムプレジデントで、2011年当時武田薬品工業株式会社チーフ・サイエンティフィック&メディカル・オフィサーを務めていた山田忠孝氏と、エーザイ株式会社でグローバルアクセスストラテジー・ディレクターを務めていたBT スリングスビーが昼食の席で、紙ナプキンの裏にGHIT Fundのコンセプトを描画する。日本の製薬企業、ゲイツ財団、日本政府が連携して、グローバルヘルスのための製品開発(R&D)を推進するという「マッチングファンド」のアイデアを着想する。
2011年10月〜2012年6月
主要なステークホルダーを巻き込む
武見敬三氏、渋谷健司氏(東京大学教授)、内藤晴夫氏(エーザイ株式会社)、長谷川閑史氏(武田薬品工業株式会社)らの協力を得ながら、BT スリングスビーが日本政府と日本企業各社への提案を行う。一方、山田忠孝氏とBT スリングスビーで、ゲイツ財団への提案を行う。
2012年7月〜2013年3月
設立準備委員会を設置
8団体から内諾を得て、設立準備委員会が設置される。設立準備委員会では、定款や規定、評議会、理事会、選考委員会等のメンバー構成やガバナンス体制、団体名称等を策定。設立準備委員会は、GHIT Fundの設立まで隔週程度の頻度で開催。
設立準備委員会構成メンバー:BT スリングスビー(エーザイ株式会社、設立準備委員会委員長)、小沼士郎氏(外務省)、山内一志氏(厚生労働省)、堀裕行氏(厚生労働省)、レイチェル レニントン(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)、三好博行氏(アステラス製薬株式会社)、斎藤みのり氏(アステラス製薬株式会社)、金田豊正氏(第一三共株式会社)、村上直人氏(第一三共株式会社)、七澤栄治氏(第一三共株式会社)、水野満氏(エーザイ株式会社)、吉川直樹氏(塩野義製薬株式会社)、渡辺敬介氏(武田薬品工業株式会社)
2012年11月
一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金設立(登記)
2013年4月
GHIT Fundの第一期(2013年度〜2017年度)が始動
評議委員:香川剛廣氏(外務省)、麦谷眞里氏(厚労省)、トレバー マンデル氏(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)、アステラス製薬株式会社(畑中好彦氏)、エーザイ株式会社(内藤晴夫氏)、塩野義製薬株式会社(手代木功氏)、第一三共株式会社(中山讓治氏)、武田薬品工業株式会社(長谷川閑史氏)
理事:黒川清氏(日本医療政策機構)、BT スリングスビー(創設CEO)、ピーター ピオット氏(ロンドン大学衛生熱帯医学大学院)、アン ヴェネマン氏、小沼士郎氏(外務省)、山内一志氏(厚生労働省)、石黒光氏(日本医療政策機構)、コー ヤン タン氏(モリソン・フォースター)、キム ブッシュ氏(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)
選考委員:北潔氏(東京大学)、デニス シュマッツ氏、マヒマ ダトラ氏(バイオロジカル・イー・リミテッド)、ケン ダンカン氏(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)、アレックス マター氏(A*STAR)
アドバイザー:ピーター アグレ氏(ジョンズ・ホプキンス大学)、佐藤玖美氏(コスモ・ピーアール)、カレスタス ジュマ氏(ハーバード大学ケネディー行政学大学院)、ピーター シンガー氏(グランド・チャレンジ・カナダ)、ハーベイ V ファインバーグ氏(米国医学研究所)、穂積大陸氏(PATH)、マイケル ライシュ氏(ハーバード公衆衛生大学院)
創設スタッフ:北脇佐保、安藤寿絵、鹿角契
2013年6月
第1回目の投資
GHIT Fund ローンチ記者発表会開催。
初となる13の投資案件を発表。
GHIT Fundの構想から第1回目の投資まで
創設パートナーの情熱、コミットメント、切迫感が
日本のグローバルヘルスR&Dの新たな歴史を切り開きました。