プレスリリース

January 11, 2022

GHIT Fund 國井修氏をCEOに選任

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)は、國井修(くにい おさむ)氏をCEOに選任することといたしました。同氏は、現在、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(略称:グローバルファンド)の戦略・投資・効果局長の任にあり、これまで世界の低中所得国で感染症対策、母子保健、人道支援などの分野でグローバルヘルスに従事し、一貫して、医療の行き届かない人々への医療技術とアクセスの向上に尽力されてきました。着任日は2022年3月1日となります。

 

GHIT Fundの中谷比呂樹会長兼代表理事は、「GHIT Fund第三期(2023年度〜2027年度)に向けた戦略策定の最終段階において、長年に渡ってグローバルヘルスの第一線で活躍されてきた國井氏をGHIT FundのCEOにお迎えすることを大変嬉しく思います。同氏が、グローバルヘルスに関する知見、経験、専門性、人脈を最大限に活かし、GHIT Fundの評議会・理事会・選考委員会・マネジメントチーム、そして国内外の産学官のパートナーとともに、顧みられない人々のための新薬開発およびアクセス改善に尽力され、GHITを更なる成功に導く推進力になられることを期待しています。」と述べています。

 

【國井修(くにい・おさむ)氏】

世界の低中所得国130カ国以上で感染症対策、母子保健、人道支援などの分野でグローバルヘルスに従事。一貫して、医療の行き届かない人々への医療技術とアクセスの向上に尽力。直近では、創設以来4400万人の命を救ってきた世界エイズ・結核・マラリア対策基金(略称:グローバルファンド)の戦略・投資・効果局長として、9年間にわたって、保健財政部、戦略情報部、技術支援・連携促進部、資金アクセス部、コミュニティ・人権・ジェンダー部などグローバルファンドの中枢を担う5つの部を統括。2030年までの三大感染症の流行終息を目指し投資対象国を支援。これまでに、ユニセフニューヨーク本部保健戦略上級アドバイザー、ミャンマー事務所保健・栄養チーフ、ソマリア事務所保健・栄養・水衛生支援事業部長、長崎大学熱帯医学研究所教授、東京大学国際地域保健学講師等を歴任。特に、長崎大学ではアジア・アフリカの研究拠点をつなぐ国際連携研究戦略本部の創設・運営に関わり、またインド洋津波後の感染症流行研究では、日本国内5機関による共同研究のリーダーを務めた。自治医科大学卒業、ハーバード公衆衛生大学院公衆衛生修士、及び東京大学大学院医学系研究科医学博士。