プレスリリース

March 31, 2020

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund) マラリア、結核、顧みられない熱帯病の新薬開発に約32.9億円の新規投資を決定

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)はこのたび、マラリア、結核、顧みられない熱帯病であるシャーガス病、マイセトーマ、リーシュマニア症、リンパ系フィラリア症(象皮症)、オンコセルカ症(河川盲目症)に対する新薬開発11件に対して、総額約32.9億円の投資を行うことを決定しました*。今回発表した案件のうち、新規案件が5件、継続案件が6件です。(別紙1、2)

 

GHIT FundのCEOである大浦佳世理はこのたびの投資案件発表に関して次のように述べています。「新型コロナウイルスが地球規模で感染拡大を続けており、かつてない危機にありますが、GHIT Fundは国内外のパートナーとともにこれまで以上に協力し合いながら、世界の顧みられない患者のための製品開発を進めていきます。日本と海外のパートナーの革新的な技術やアプローチは科学をさらに一歩前進させ、顧みられない患者のための新たな治療薬、ワクチン、診断薬の開発に大きく貢献するものと確信しています。」

 

2020年3月31日現在、52件のプロジェクトが進行しています。内訳として、26件の標的・探索研究、20件の非臨床試験、アフリカと南米で6件の臨床試験が行われています。(別紙3)

 

 

注記

* これらの案件は、2019年7月〜10月にかけて実施した公募RFP2019-002(標的研究プログラム、ヒット・トゥ・リードプログラム、製品開発プログラム)の中から選定され、2020年2月に開催された理事会にて承認されたものです。