プレスリリース

March 31, 2020

革新的な製品へのアクセスを加速する、GHIT FundとUnitaidの新たな連携

東京・ジュネーブー公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)と、国際医薬品購入ファシリティー(Unitaid)はこの度、マラリア、結核、顧みられない熱帯病に関するイノベーションと専門性の相互理解促進、および患者へのアクセス推進を目的とした協力枠組み(Collaboration Framework)の締結に合意いたしました。

 

持続可能な開発目標(SDG)やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けて、GHIT FundとUnitaidはこの枠組みを活用し、グローバルヘルスのニーズの解決に寄与する革新的かつインパクトの大きい製品や技術に焦点を絞り、患者へのアクセスを加速していきます。

 

この包括的・戦略的な協力枠組みは、GHIT Fundの製品開発における強みと、Unitaidの強みである患者への医療イノベーションのアクセス推進及びスケールアップの連携を促進するものです。また、この協力枠組みを通じて、UHCの達成に向けて、世界で最も脆弱な人々や医療が行き届いていない人々に対してイノベーションを提供するという両者の共通目標に向けて、継続的な対話を行っていきます。

 

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国際医薬品購入ファシリティー(Unitaid)は、HIV/エイズ・結核・マラリアや、HIVと子宮頸がん・C型肝炎などへの複合感染、熱疾患管理(fever management)のプログラムに対して支援を行う国際開発機関です。これらのプログラムを通じて、迅速かつ広く供給を行い、健康の指標の改善を図り、Unitaidを支援する各国に費用対効果の高い結果をもたらします。Unitaidは、世界保健機関の傘下におかれており、フランス、英国、ノルウェー、チリ、韓国、スペイン、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が主要な拠出国となっています。詳しくは、https://unitaid.org をご覧ください。