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April 7, 2020 Others

GHIT Fund のパートナーの皆さまへ

本レターは2020年4月6日に、製品開発パートナー、RFP2020(探索研究プログラム、製品プログラム)の申請者に対してお送りしたものです。

 

 

GHIT Fundのパートナーの皆様へ

 

このたびの地球規模での新型コロナウイルスの感染拡⼤する中、世界中の製品開発パートナーの皆様、プロポーザルを応募してくださった皆様、そして感染症撲滅に向けて⽇々尽⼒されている皆さまにおかれましては、多⼤な影響を受けていらっしゃいますことと拝察致します。GHIT Fundを代表して⼼よりお⾒舞い申し上げるとともに、皆様、皆様のご家族や友⼈・知⼈の安全と健康をお祈りしております。

 

製品開発パートナーの皆様へ

新型コロナウイルスの影響により、すでに⼀部の製品開発パートナーから、プロジェクト遅延の可能性や、請負機関への⽀払等、様々な課題に関してGHIT Fundに問い合わせを頂いております。2020年4⽉初旬から予定している、製品開発パートナーの皆様とのプログレス・レポート・コール(進捗確認の電話会議)においても同様の問い合わせを受けることを想定し、GHIT Fundとしても皆様とともにこの困難な状況を乗り切るために、可能な限り柔軟かつ迅速な対応をさせて頂く所存です。個別具体的な対応につきましては、今後電話会議やメー ル等で相談させて頂きたいと考えておりますので、ご遠慮なくGHIT Fundまで(grants@ghitfund.org)ご連絡頂ければと思います。

 

プロポーザル(RFP2020-001)を応募してくださった皆さまへ

2020年1⽉に公募を締め切ったRFP2020-001 (標的研究プログラム、製品開発プログラム)に関しましては、現在、外部審査員によるレビューが実施されていますが、新型コロナウイルスの状況次第では、今後の審査プロセスに何らかの影響が出る可能性を考慮し、事前の対応策を検討し始めています。今後、状況を適切かつ慎重に⾒極め、可能な限り早いタイミングで皆様に改めてご連絡をさせて頂きます。

 

困難な状況にある今だからこそ、ともに製品開発を前に進める

新型コロナウイルスの感染拡⼤を通じて、私たちは感染症の新薬開発の重要性と難しさ、官⺠パートナーシップの意義、それぞれの⽴場や分野を越えて皆様と結束する価値を改めて再認識しています。このような困難な状況だからこそ、志を共有する皆様とともにこれまで以上に緊密に連携して製品開発を前に進めていきたいと考えています。

 

⼀⽅で、リモートワークや社会的距離戦略(Social Distancing)が推奨され、外出制限や都市封鎖が⾏われている状況下において、事業・研究開発を継続することがいかに難しいかということも、私たちは⼗分に理解しています。皆様の抱えている困難や課題の解決法をともに考え、乗り越えていきたいと考えています。今、私たちに求められているのは、従来の画⼀的な⽅法ではなく、持てる知識と経験を総動員し、今まで以上に創造的かつ柔 軟な⽅法でこの困難かつ重⼤な局⾯を乗り切ることです。物理的に離れていたとしても、他⼈への愛と思いやりを忘れずに、ともに団結できると私は信じています。

 

常に感染症との戦いの最前線に⽴ち、世界をより安全で健康な世界にするために尽⼒する皆様を⽀援できることを⼼から誇りに思います。そして、皆様の安全と健康を切に願っています。

 

⼤浦佳世理

GHIT Fund CEO 兼専務理事