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September 3, 2021

【イベント案内】 連続ウェビナー第2弾「顧みられない熱帯病との闘いにおける医薬品アクセス拡大の課題」

顧みられない熱帯病(NTDs)は、世界中で一般に「アクセスが難しい」とされる地域に暮らす人々の間で蔓延しています。彼らをNTDsから守るためには、優れた医薬品を開発するだけでは十分ではなく、それらの医薬品へのアクセスを確保することが必要です。このアクセスの確保は複雑な問題であり、一つの組織だけで達成できるものではありません。

 

NTD連続ウェビナー第2弾では、アクセスに関するいくつかの概念的な側面を明らかにし、アクセスに関する代表的な課題を様々な観点から議論し、それらを克服する方法を考えます。また、本連続ウェビナーでは、日本のアクターたちが、こうしたアクセスの課題解決に向けてどのように貢献できるかも考えていきます。

 

使用言語:英語(日本語による同時通訳あり)

参加費:無料

主催:日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)

後援:グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)


ウェビナーの概要は、JAGntdウェブサイトからご確認いただけます。

 

 

第1回 「概念と定義:アクセスとは何か(米国のシャーガス病を例にして)」

日時:2021年9月13日(月)10:00-11:00

参加登録:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_r6KZE64hSRicSsp7fT1pVg

スピーカー:マイケル・ライシュ氏 ハーバード公衆衛生大学院教授

モデレーター

・吉岡 浩太氏 JAGntd 副事務局長

・チクワナ アイザック GHIT Fund 投資戦略兼アクセス&デリバリー シニアディレクター 

 

アクセスという言葉は広く使われているものの、しばしば明確な定義がされずに使用されています。そのため、本セッションでは、アクセスの概念をより深く理解することを目標にし、ライシュ氏にアクセスとその関連用語を定義する「アクセスフレームワーク」を紹介していただきます。また、アクセスフレームワークの活用例として、JAGntdの吉岡氏より、米国におけるシャーガス病治療へのアクセスに関する研究を紹介いたします。本セッションで紹介する概念と定義は、今後の連続ウェビナーを通して使用されます。​​



第2回以降の予定

・第2回「開発者の視点:アフリカトリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)の治療薬フェキシニダゾールについて」2021年10月

・第3回「国の視点:タンザニアの住血吸虫症に対する小児用プラジカンテルの使用について」2021年11月

・第4回「WHOの視点:アフリカにおけるNTDsを対象にした国家対策プログラムの強化」2021年12月

・第5回「医薬品業界へのナッジ①:製薬会社の取り組みの可視化」2022年1月

・第6回「医薬品業界へのナッジ②:特許はレバレッジか障壁か」2022年2月

・第7回「資金調達:誰が何のために支払うのか」2022年3月