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August 13, 2025 Media

就学前児童の住血吸虫症の治療薬:開発の軌跡を語る動画を公開

2025年8月20日〜22日まで横浜で開催される「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」を目前に、GHIT Fundは、就学前児童を対象とした住血吸虫症の小児用治療薬の開発に携わった研究者やパートナーたちが語る動画を公開しました。

 

顧みられない熱帯病(NTDs)のひとつである住血吸虫症は、世界で2億5,000万人が罹患しており、そのうち5,000万人は、これまで適切な治療の選択肢がなかった6歳未満の幼い子どもたちです。この動画では、就学前児童を対象に初めて開発された新しい治療法の実現を支えた国際的なパートナーシップと12年にわたる研究開発の歩みを紹介しています。

 

本編では小児用プラジカンテル・コンソーシアムのメンバーやGHITのリーダーが、日本、ドイツ、ブラジル、アフリカ各国などを結ぶ12年にわたる協力や歩み、協働して進めてきた研究開発のプロセスや、その意義について振り返ります。アフリカ地域で実施された広範な臨床開発プログラムを経て、現在コートジボワール、ウガンダ、ケニアで導入が進行しており、さらにセネガルやタンザニアでの展開も今後予定されています。

 

この動画を通して、NTDs制圧の目標達成への取り組みやその他の顧みられない熱帯病(NTDs)にも応用可能なモデルの開発、公衆衛生の課題解決におけるイノベーションや公平性、パートナーシップの重要性をご覧ください。

 

動画はこちら