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感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)が来訪
感染症における医薬品の共同開発に向けて連携を加速
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI:Coalition for Epidemic Preparedness Innovations)が2022年10月18日(火)、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund:Global Health Innovative Technology Fund)を来訪し、感染症における医薬品の共同開発に向けて、パートナーシップ強化のための議論を交わしました。
(左から右)
グローバルヘルス技術振興基金 投資戦略 兼 ポートフォリオディベロップメント & イノベーションズ シニアディレクター浦辺隼
グローバルヘルス技術振興基金 COO 山部 清明
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI) CEO リチャード・ハチェット氏
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI) R&D エグゼティブディレクター メラニー・サヴィル氏
GHIT FundとCEPIは、公平なアクセスに重点を置いた感染症の医薬品開発に資金を提供するという共通の役割を担っています。両機関は2022年5月に感染症の医薬品開発を進めるための両機関の連携強化を目的とした覚書(MoU)を締結し、両機関のパートナーシップを通じて、ワクチン開発等の分野において、日本におけるワクチンや治療薬の開発能力を強化し、感染症の脅威に対するグローバルな取り組みに対する日本企業、大学、研究機関などの参画を促進することを目指しています。
今回、CEPIのCEOであるリチャード・ハチェット氏をはじめ研究開発のリーダーシップチームのメンバーがGHIT Fundを来訪し、今後の戦略的なワクチン開発プラットフォーム、投資プラットフォームについて議論しました。
GHIT Fund CEOの國井修は、「CEPIの来訪により今後の戦略的な議論が一層深まりました。CEPI とのパートナーシップによって顧みられない病気に関する研究開発の推進をより強化してまいります。」と述べています。
CEPIのCEOであるリチャード・ハチェット氏は、「GHITとCEPIのメンバーは、非常に有意義な協議ができました。100日ミッション(100day mission)の推進、SCARDAなど双方のパートナーとの協力、人材育成を目的とした職員の社外人材交流など協業の可能性について議論をしました。CEPIは、GHITとのパートナーシップをさらに深めていきたいと考えています。」
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)との連携強化に関する覚書締結についてはこちらをご覧ください。