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March 1, 2022 Leadership

國井 修 CEO兼専務理事 就任のご挨拶

2022年3月1日(火)本日、國井修(くにい おさむ)がGHIT Fund CEO兼専務理事に就任したことをお知らせいたします。以下、國井から就任のご挨拶です。

 

GHIT FundのCEO、そして専務理事として、今後、皆様とともに、マラリア、結核、顧みられない熱帯病のための製品開発およびアクセスに取り組めることを大変嬉しく思います。GHIT Fundがこれまで国内外のパートナーとともに築き上げた信頼関係を基盤に、製品開発の実績や製品アクセスに関するこれまでの取り組み、国際社会の既存の様々な仕組みや枠組み、そして現在表出している好機を最大限活用し、日本と海外の国際連携をさらに推進していきます。そして、より大きなインパクトを創出できるように全力を尽くす所存です。

 

コロナ禍では、国境を超えた官民学のパートナーシップによって、画期的なイノベーションが数多く生まれ、世界中で多くの人々の命が救われました。その一方で、マラリア、結核、顧みられない熱帯病などに苦しむ人々の、必要な医療や医薬品へのアクセスがより困難になる状況が生まれています。その結果として、顧みられない病気の感染者や死亡者が増えている国や地域も見られます。

 

COVID-19パンデミックの影響が長引く中で、SDGsが掲げる他の現存する感染症流行の終息を達成するために、これまで国際社会が一丸となって進めてきた歩みを止めてはなりません。GHIT Fundとしても、これまでの活動をさらに強化するとともに、従来の枠にとらわれない戦略的なパートナーシップの構築やイノベーションの加速化などを通じて、治療薬、ワクチン、診断薬を開発し、世界の顧みられない人々に届けていきます。また、こうしたグローバルな活動に、日本がより一層深く関与できるような環境を作っていきたいと考えています。

 

今後、パートナーやステークホルダーの皆様との対話を通じて、2023年度から始まるGHIT Fundの第3期(2023-2027)の戦略や計画を固めていきます。持続可能で、誰ひとり取り残さない社会を目指して、日本そして世界のパートナーの皆様とともに協働できることを楽しみにしています。

 

まずは、できる限り多くのご支援、ご協力を頂いている皆様、目的達成のために一緒に尽力していく皆様とお会いして、いろいろご指導、ご助言を頂きたいと思っています。

また新たなパートナーシップも構築していきたいと思っていますので、お気軽にご連絡ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

國井 修 GHIT Fund CEO兼専務理事