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February 19, 2019 Others

GHIT Fund「Khartoum Call for Action」への賛同を表明

2019年2月15日-17日、スーダン首都ハルツームで開催された第6回マイセトーマ国際会議において、GHIT Fundは、世界保健機関(WHO)やThe Drugs for Neglected Diseases initiative (DNDi) を含む多数の機関とともに、「Khartoum Call for Action」への賛同を表明しました。「Khartoum Call for Action」は、グローバルコミュニティに対して、マイセトーマ蔓延国の保健省、多国間援助機関、研究機関、製薬会社など協働して、さらなる対策の推進を求めるものです。

 

最も顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Disease: NTD)の1つであるマイセトーマ(菌腫)は、特に足の軟部組織を徐々に、漸進的に破壊することで知られており、患部の切断につながる可能性があります。マイセトーマは多くの熱帯・亜熱帯の国々で流行しており、その主な犠牲者は貧しい農村地域に暮らす若年者、女性、子どもです。治療薬は存在しますが高価で、副作用が強く、治療の中断につながっています。再発することも多く、依然として手術を与儀なくされることがあります。マイセトーマの伝播経路、予防方法、感染経路、感受性など不明なことは多く、さらに患者への社会経済的な影響、偏見も大きな問題となっています。マイセトーマの症例報告は300年以上前に遡りますが、2016年5月にようやくWHOのNTDリストに追加されました。マイセトーマの患者は長きに渡って顧みられず、これまで研究開発はほとんど行われてきませんでした。

 

現在、GHIT Fundは、DNDi、エーザイ株式会社、ハルツーム大学マイセトーマリサーチセンター(MRC)が行う、スーダンでの世界初の二重盲検無作為化臨床試験(第二相試験 IIb)に投資し、マイセトーマの治療薬の開発に向けて取り組んでいます。

 


- Khartoum Call for Actionはこちら [英語]

- WHO ニュースリリースはこちら [英語]

- DNDi ニュースリリースはこちら [英語]

- DNDi、エーザイ株式会社、MRCによる臨床試験  [G2017-106]