イベント
「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」をGHIT Fundが支援
2025年1月30日の「世界NTDの日」に向け、世界NTDの日・日本実行委員会(企画・運営:一般社団法人NTDs Youthの会)は、中学生から大学院生を対象とした「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」を開催する運びとなり、GHIT Fundは今年も、本コンテストを支援いたします。
顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Disease:NTDs)とは、世界保健機関(WHO)が指定する21の熱帯感染症を中心とした疾患群で、世界で16億人以上の人々が感染のリスクにさらされています。特に低中所得国の貧しい地域に偏り分布し、数多くの人々の健康や生活が脅かされているにも関わらず、「顧みられない(Neglected)」とあるようにNTDsへの理解や関心度が低く、これらを取り巻く資金不足や人材不足などの要因により、診断薬、ワクチン、治療薬などの研究開発が進んでおらず、まだまだ数多くの人々に適切な医療が届いていないのが現状です。
本コンテストは、このように見過ごされているNTDsの現状を知り、NTDsに対する認識を深め、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みを促進することを目的としています。若い世代のみなさんがNTDsを「自分ごと」として捉え、自分自身や日本の企業や団体などがNTDs対策にどのように貢献できるかについて考え発表することは大変に重要であると考え、GHIT Fundはこのコンテストに協賛・協力する運びとなりました。
昨年、国内で初めて「第一回 顧みられない熱帯病 学生コンテスト」が開催され、合計35チーム/79名もの応募がありました。応募者のアンケートでも「このコンテストによってNTDsをはじめて知った」という学生が6割を占め、「NTDsについて勉強を進めるにつれ解決しなければいけない課題だと強く思った」という受賞者の声もありました。
コンテストは、A部門「わかりやすく伝える部門 〜NTDsって知っている?〜」、B部門「日本ができることを考える部門 〜NTDsを制圧するために〜」の2つのテーマ(部門)に分かれており、各部門において個人またはグループでプレゼンテーションの内容を競います。
優秀な作品には賞が設けられ2025年 1月30日の「世界NTDの日」に表彰式が行われます。GHIT Fundからも特別賞としてGHIT賞を贈呈いたします。ぜひ、このコンテストを若い世代の皆さんに広めて頂き、たくさんのご応募をお待ちしています。
■「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」応募概要
https://www.ntds-youth-japan.org/our-project/contest/
※幹事団体として一般社団法人NTDs Youthの会が本コンテストの企画・運営に携わります。応募の詳細は一般社団法人NTDs Youthの会のホームページをご覧ください。
■応募チラシ
■募集部門
■応募の流れ
■「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000134800.html
■2023年度開催の様子はこちら
https://www.ghitfund.org/newsroom/events/detail/427/jp