グローバルヘルス技術振興基金（GHIT Fund）は、国立大学法人長崎大学（以下、長崎大学）およびUniting to Combat NTDsと共催で「G7長崎保健大臣会合開催記念 国際シンポジウム『顧みられない熱帯病に対する研究開発とアクセス＆デリバリーの加速化に向けて』を5月12日（金）に対面・オンラインのハイブリットにて開催します。

顧みられない熱帯病（Neglected Tropical Diseases: NTDs）は、毎年16億人以上の人々に影響を与える20以上の熱帯感染症を中心とした疾患群であり、特に低所得国の貧しい地域に偏り分布し、大きな影響を与えています。NTDsは、診断薬、ワクチン、治療薬などの医療技術の面で大きなニーズがあるにもかかわらず、研究不足、治療不足、資金不足の状態からなかなか脱却できない現状を抱えています。その大きな理由の1つが、「顧みられない」「取り残される」という表現が多用されるように、さまざまな介入の優先順位が低く、新型コロナ感染症パンデミック発生後は、各国が他の医療や医療以外の事項を優先していることから、さらに優先順位が低くなっている傾向が見受けられます。

このような背景から、今回のイベントでは、GHIT Fund および長崎大学、Uniting to Combat NTDsは今一度、「顧みられない熱帯病」（NTDs）の重要性を訴え、NTDsへの投資を強化することを目的に開催します。

5月13日、14日に開催されるG7サミット保健大臣会合を前に、本イベントでは世界的なNTDsコミュニティのメンバーが長崎に集結し、長崎アウトカム・ステートメント「Nagasaki Outcomes Statement」を共同で作成する予定です。NTDsとの闘いを実施するためにコミュニティでの連携を加速させ、研究開発から公平で持続可能なアクセスとデリバリーについて、オープンディスカッションを参加者の皆様と行う予定です。

ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【テーマ】：顧みられない熱帯病に対する研究開発とアクセス＆デリバリーの加速化に向けて

【日　時】：令和5年5月12日（金）12:00-14:00　

【会　場】：ザ・グローバルビュー長崎（長崎県長崎市宝町２−２６）

【オンライン】：ZOOMでの配信を予定

【参加費】：無料

【登壇者および式次第】（敬称略）

【申込方法】：こちらから事前に登録ください。登録フォームはこちら

本シンポジウムの様子はテレビ、新聞、主催者の広報誌など、将来的に長崎大学およびGHIT Fundが行う広報活動や社内外の資料に利用されるなど、本人の肖像を含め全体の様子が広く一般に公開されることがあります。その際、本人の肖像を使用することについて、エントリー（お申込み）をもってご承諾いただいたとものとさせていただきます。

【主　催】：公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、長崎大学、Uniting to Combat NTDs

【協　力】： DNDi Japan、Japan alliance on Global NTDs （JAGntd）、日本製薬工業協会（JPMA）、SDGs・プロミス・ジャパン（SPJ）、日経FT感染症会議、朝日新聞

【後　援】: 国際協力機構（JICA）

【言　語】：英語（同時通訳あり）

【関連サイト】：Japan alliance on Global NTDs （JAGntd）