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September 28, 2021

【第2回目】 連続ウェビナー第2弾「顧みられない熱帯病との闘いにおける医薬品アクセス拡大の課題」

顧みられない熱帯病(NTDs)は、世界中で一般に「アクセスが難しい」とされる地域に暮らす人々の間で蔓延しています。彼らをNTDsから守るためには、優れた医薬品を開発するだけでは十分ではなく、それらの医薬品へのアクセスを確保することが必要です。このアクセスの確保は複雑な問題であり、一つの組織だけで達成できるものではありません。

 

NTD連続ウェビナー第2弾では、アクセスに関するいくつかの概念的な側面を明らかにし、アクセスに関する代表的な課題を様々な観点から議論し、それらを克服する方法を考えます。また、本連続ウェビナーでは、日本のアクターたちが、こうしたアクセスの課題解決に向けてどのように貢献できるかも考えていきます。

 

使用言語:英語(日本語による同時通訳あり)

参加費:無料

主催:日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)

後援:グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)


ウェビナーの概要は、JAGntdウェブサイトからご確認いただけます。

 

 

第2回「開発者の視点:アフリカトリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)の治療薬フェキシニダゾールについて」

日時:2021年10月14日(木)16:00-17:00(日本時間)

参加登録:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_WsO_lyNDQ8uqI6VTvmBCVQ

スピーカー

・オラフ・バルベルデ・モール氏 顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(DNDi

・フローレント・ボウ氏     顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(DNDi) 

 

セッション2では、アフリカトリパノソーマ症の新規治療薬であるフェキシニダゾールを取り上げます。この薬は、数年前にDNDiやサノフィをはじめとした多くの団体のパートナーシップのもと開発されました。現在、DNDiとそのパートナーは、アフリカ諸国におけるフェキシニダゾールの普及に向けて活動しています。フェキシニダゾールは、医薬品開発企業がNTD治療薬の提供に取り組んでいる有望な事例といえます。登壇者のお二方には、治療薬を提供するうえで直面したアクセスの課題と、DNDiがそれらにどう対処したかについてお話しいただきます。



第3回以降の予定

・第3回「国の視点:タンザニアの住血吸虫症に対する小児用プラジカンテルの使用について」2021年11月

・第4回「WHOの視点:アフリカにおけるNTDsを対象にした国家対策プログラムの強化」2021年12月

・第5回「医薬品業界へのナッジ①:製薬会社の取り組みの可視化」2022年1月

・第6回「医薬品業界へのナッジ②:特許はレバレッジか障壁か」2022年2月

・第7回「資金調達:誰が何のために支払うのか」2022年3月

 

過去に開催したセミナーの動画はJAGntdのYoutubeチャンネルからご覧頂けます。 

 

第1回「概念と定義:アクセスとは何か(米国のシャーガス病を例にして)」