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【イベント報告】第72回国連総会サイドイベント「UHC:万人の健康を通じたSDGsの達成」
GHIT Fundは、9月18日(月)国連で行われた日本政府主催の保健サイドイベント「UHC:万人の健康を通じたSDGsの達成」に出席し、GHIT Fund会長の黒川清がスピーチを行いました。
本サイドイベントは、日本政府主導の元、フランス、ドイツ、セネガル、南アフリカ、タイ、英国、世界保健機関(WHO)、世界銀行、国連児童基金(UNICEF)、国連開発計画(UNDP)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、Gaviワクチンアライアンス、UHC 2030、ロックフェラー財団等、多くの国や国際機関等の協力を得て開催されました。
持続可能な開発目標(SDGs)において国際的な目標と位置づけられたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成(Goal 3.8)は,保健課題への対応のみならず、人々の生活の基盤形成や格差の是正に繋がり、SDGs達成の上で非常に重要な役割を担う目標であるとの点について、国際保健分野を牽引するリーダーたちの共通認識を形成し、12月に東京で予定されている「UHCフォーラム2017」に向け、UHCの重要性に対する国際的な関心を喚起するために開催されたものです。 サイドイベントの冒頭には安倍総理が登壇し、日本が主導するUHCの推進のならびに国際的な枠組みの重要性を訴えました。(スピーチ詳細はこちら 日本語・英語)
サイドイベントの第1部では、安倍総理の他、モハメッド国連副事務総長、サル・セネガル大統領、テドロスWHO事務局長、シュタイナーUNDP総裁、ゲオルギェヴァ世銀CEO、レークUNICEF事務局長、グリアOECD事務総長、シャー・ロックフェラー財団理事長、北岡JICA理事長が登壇しました。第2部ではタイ、南アフリカ、英国から閣僚が、仏、独から政府高官が出席、更にはビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)、Gaviワクチンアライアンス、GHIT Fundの代表が登壇し、パネル・ディスカッションを行いました。
GHIT Fund会長の黒川清は、UHCと製品開発(R&D)は非常に重要な関係性にあることを指摘し、「GHIT Fundが投資する製品開発の成果として生まれる製品を必要とする患者の元に届けるためには、保健システムや法規制などの仕組みが必要不可欠で、日本が推進するUHCが果たす役割は極めて重要です。今後もGHIT Fundは国内外の機関と連携しながら、製品開発・供給を推進していきます。」と述べました。
UNGA72 UHC event photos (WHO NY Office): Link
UNGA72 UHC event video (UN Web TV): Link
Together on the road to universal health coverage A call to action (WHO): Link
Universal health coverage - the best investment for a safer, fairer and healthier world (WHO): Link
Petition to the World Leaders for UHC: "Tell World Leaders Health Is a Human Right, Not a Privilege" (Global Citizen/UHC Coalition joint): Link
UNGA72 UHC event news (UHC2030): to be published 20 September: Link