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April 1, 2016

GHIT Annual Partners Meeting 2016:時間変更ならびにスピーカー更新のお知らせ

6月7日(火)に開催するGHIT Annual Partners Meeting 2016の開催時間が変更になりましたので、以下の通りお知らせします。当日は混雑が予想されますので、お時間に余裕を持ってお越しいただけますようお願い申し上げます。

 

【変更後】日時:2016年6月7日(火)14:00 – 16:30

【変更前】日時:2016年6月7日(火)13:00 – 15:30

 

 

また、Session 1、パネルディスカッションのスピーカーが決定しましたので以下の通りお知らせいたします。

 

ムヒディン・カッシッム・マヘンデ 氏 タンザニア イファカラ保健研究所 クリニカルリサーチオフィサー

小島 宏行 氏 アステラス製薬株式会社技術本部製剤研究所 主管研究員

ソディオモン・ビアンヴェニュー・シリマ 氏 ブルキナファソ国立マラリア研究センター エグゼクティブディレクター

堀井 俊宏 氏 大阪大学微生物病研究所・附属難治感染症対策研究センター 分子原虫学分野教授

 

住血吸虫症に対する小児用製剤の開発

マヘンデ氏(タンザニア イファカラ保健研究所)と小島氏(アステラス製薬株式会社技術本部製剤研究所)には、 顧みられない熱帯病の一つである住血吸虫症に対する小児用製剤の開発についてお話しを伺います。住血吸虫症の標準的な治療薬としてプラジカンテル(PZQ)が用いられますが、成人および年齢の高い児童を対象とした経口錠剤のみで、 錠剤の大きさに起因する窒息、薬剤の苦味など就学前児童、乳幼児には投薬が難しいことが課題となっています。新たに開発された小児用製剤は、就学前児童、乳幼児を含む低年齢の児童にも簡易に投薬でき、 口腔内崩壊や味の改善を含め服薬時の利便性を向上させたものです。2015年、タンザニアにて小児を対象とした新製剤の味覚試験が実施されました。

 

マラリアワクチン候補BK-SE36の臨床開発

シリマ氏(ブルキナファソ国立マラリア研究センター)と堀井教授(大阪大学微生物病研究所)には、現在ブルキナファソで行われている、マラリアに対する効果的で長期的な防御対策のためワクチン候補BK-SE36の臨床試験(第一相)について最新の報告を頂きます。本臨床試験では、これまで実施したことのない低年齢層(0−5歳児)を対象に行っており、安全性、免疫原性および有効性に関する追加情報を収集することを目的としています。 また、これまでのワクチン開発の経緯や臨床試験の今後の計画についてもお話しを頂きます。