結核に対する化合物探索プログラム
                                            
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                            受領年2018
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                            投資金額¥11,000,000病気Tuberculosis対象Drug開発段階Hit Identificationパートナー富士フイルム株式会社 , The Global Alliance for TB Drug Development最終報告書1. プロジェクトの目的 本プロジェクトの目的は,結核の病原菌であるMycobacterium tuberculosisに増殖阻害性を有する化合物探索のために,富士フイルム株式会社の代表的な化合物ライブラリーと,独自の技術で作られた別の化合物ライブラリーをスクリーニングすることである。 2. プロジェクト・デザイン プロジェクトのデザインとしては,最初に一定濃度でのプライマリースクリーニングを行い,更にセカンダリースクリーニングにおいて,プライマリースクリーニングからのヒット化合物の相対的な活性を評価した。セカンダリースクリーニングでは,結核菌に対する最小増殖阻害濃度と細胞毒性を評価した。 3. プロジェクトの結果及び考察 二種類の化合物ライブラリーを使用して,数個の利用価値の有ると思われるヒットが同定された。多くのヒットは結核菌に対して高度な活性を示し,細胞毒性も低かった。相互の理解により今後この共同研究は続行できなかったが,このプロジェクトは広い用途想定して創出された化合物からも結核菌に対するヒットを同定しうることを示したと思われる。 




