プレスリリース

June 1, 2017

グローバルヘルス技術振興基金 次期5年間の事業に対して200億円以上のコミットメントを確保 開発途上国の感染症制圧のための日本のイノベーションを加速

日本政府、民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラストなどのGHIT Fundのパートナーは、

顧みられない病気の制圧に向けた取り組みを継続します。GHIT Fundは製品開発をさらに加速・拡大するとともに

世界で最も脆弱な人々に新薬を届けることを目指していきます。

 

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)では2013年の発足以来、日本の創薬技術と知見を活用し、世界の最貧国の人々の命を救うための、治療薬、ワクチン、診断薬などの製品開発に取り組んできました。そしてこのたび、GHIT Fundにとっての活動の第二期目となる2018年度から2022年度までの5年間に向けて、200億円以上のコミットメントをパートナーから確保しました。GHIT Fundの第二期に向けたこのコミットメントは、現在最も開発が進むプロジェクトを実際の製品へと結びつけ、それを待ち望む患者へと届けるための原動力となるものです。

 

GHIT Fundの資金拠出パートナーである日本政府、民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラストは、2013年のGHIT Fundの発足から現在までの実績を評価し、今後、第二期に対して200億円以上をGHIT Fundに拠出することにコミットメントしました。日本政府が約半分、民間の企業および財団が残りの約半分をそれぞれ拠出することで、2013年のGHIT Fund設立当時の拠出額の2倍にのぼります。

 

GHIT Fundは、日本のグローバルヘルスと創薬におけるリーダーシップと、国内外のパートナーの独自の技術やノウハウを活用して、HIV/AIDS、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)などの開発途上国で蔓延する感染症のための製品開発に投資を行っています。GHIT Fundは、政府、民間の企業および財団が参画する、グローバルヘルスの製品開発(R&D)に特化した世界初の官民パートナーシップです。

 

GHIT FundのCEOであるBTスリングスビーは次のように述べています。「GHIT Fundは独自の官民パートナーシップの下、世界人口の約3分の1に影響を及ぼすと言われる感染症の制圧を目指し、発足からわずか4年間で、製品開発に取り組むグローバルヘルスコミュニティの能力を劇的に向上させてきました。今後も、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(以下、UHC)と人間の安全保障の実現に向け前進を続けていきます。」

 

GHIT Fundは発足後すぐに、これまで積極的に開発が行われてこなかったマラリア、結核、NTDsに対する治療薬、ワクチン、診断薬の開発に向け動き出しました。また、設立からわずか4年間で、資金拠出パートナーを2013年の発足時の8団体から約2倍に拡大することに成功しました。

 

GHIT Fundは現在までに、日本の創薬技術や知見を活かした61件のプロジェクトに対し、約100億円の投資を実施しました。日本の製薬企業や大学、研究機関が保有する化合物ライブラリーを用いた化合物探索スクリーニングが23件行われ、そのうち8件が次の段階へと進みました。また、現在6件の臨床試験が行われており、そのうち、2件が第二相試験(概念実証)を終え、第三相試験に向けた準備が進んでいます。

 

GHIT Fundのポートフォリオの特徴的な点は、多くが新規であり、かつ革新的な製品候補が数多く含まれていることです。例えば、淡水産貝を宿主とする寄生虫が媒介する感染症として知られ、急性および慢性の健康障害を引き起こす住血吸虫症の小児用製剤開発をはじめ、抗マラリア薬やマラリアワクチン、結核ワクチン、心疾患を引き起こす顧みられない熱帯病の1つであるシャーガス病の新薬開発などの臨床試験が現在進められています。

 

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長であるビル・ゲイツ氏は、「日本は、人々の命を救い、何百万もの人々を貧困から救うことができる可能性を秘めた科学の進展において力強いリーダーシップを発揮しています。顧みられない熱帯病のための製品開発への投資、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(以下、グローバルファンド)への支援、そしてGHIT Fundに対する継続的なコミットメントなど、世界の貧困層の健康を改善する上で、重要な役割を担い続けています。」

 

塩崎恭久厚生労働大臣は、「世界で最も顧みられない病気との戦いは、日本にとって長年に渡る優先事項でした。我々はUHCを推進しており、誰もが必要な薬や治療にアクセスできるようにしていきたいと考えています。マラリア、結核、シャーガス病、住血吸虫症など、顧みられない病気の制圧のために、日本の強みである科学技術力を駆使して、国内外のパートナーと協力することは日本の責任です。」と語っています。

 

GHIT Fundは、2018年度以降の第二期に入る準備を進めており、これまでの製品開発の推進に加えて、今後は製品開発パイプラインにある製品候補のアクセスと供給(デリバリー)を促進するためのパートナーシップの構築を目指しています。具体的には、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、日本医療研究開発機構(AMED)、国際協力機構(JICA)、グローバルファンド、ワクチンと予防接種のための世界同盟(Gavi)、世界保健機関(WHO)、国連開発計画(UNDP)、国連児童基金(UNICEF)などの機関との連携を視野に入れて、製品開発から、アクセスと供給、保健システム強化に至るまでの橋渡しを行っていきます。

 

日本が推進するUHCに加えて、GHIT Fundが投資案件を選定する際にアクセスと供給についても重要視しながら、グローバルヘルス分野におけるアンメットニーズを解決するためのパートナーシップの構築をさらに促進していきます。グローバルファンドの前事務局長のマーク・ダイブル氏は、「GHIT Fund自体、重要なイノベーションの1つだと思います。日本の医療保健政策と外交政策の土台をなす『ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ』と『人間の安全保障』を実現していく過程で、グローバルヘルスの製品開発を推進するという目的で設立された、優れた官民パートナーシップの実例です。」と述べています。

 

新薬開発には莫大なコストがかかり、開発が失敗するリスクも高いため、製薬企業にとっては、マラリア、結核、顧みられない熱帯病などの利益性の低い疾患の製品開発に、限られた資源を投資するインセンティブはありませんでした。また、製薬企業が新薬を開発しても、低中所得国の貧しい患者は価格の高い新薬を買うことができないという現状もあります。しかし、民間企業の力がなければ、製品開発を行い、市場に届けることはできません。この課題を解決するためのモデルがGHIT Fundです。民間企業はグローバルヘルスに貢献するためにGHIT Fundに資金拠出できるようになり、かつ、安価で入手可能な製品の開発のために各社の創薬技術や知見を積極的に活用することが可能になりました。

 

「7億人以上の人々が絶対的な貧困の中で暮らしており、世界中の子どもの14%が基本的なワクチン接種を受けていない状況です。ワクチンの価格やアクセスの向上は、こうした状況を改善するために必要不可欠な要素です。GHIT Fundがワクチン開発への投資を行うとともに、開発初期の段階から価格やアクセスを考慮していることは極めて重要なことです。」とGavi CEOのセス・バークリー氏は語っています。

 

GHIT Fundの第一期(2013年度〜2017年度)において、記録的な速さで、数多くの革新的技術を用いた製品開発が進んできました。GHIT Fund会長の黒川清は、新たなコミットメントの発表にあたり次のように述べています。「このたびのGHIT Fundへの新たな資金拠出によって、日本はグローバルヘルスR&Dにおけるリーダーとしての盤石な地位を築いています。GHIT Fundにおける成功は、国内外の新たなイニシアチブにも影響を与え、グローバルヘルス分野におけるパートナーシップのあり方を変革しています。これは日本にとっても、世界にとっても良いことです。」

 

※本訳においては便宜上,1ドル100円として換算しています。

 

 

GHIT Fundに参画するパートナーからのコメント

 

相星 孝一
外務省 大臣官房地球規模課題審議官(大使)
「日本はグローバルヘルスに対して以前から長きに渡って取り組んできました。2000年の九州沖縄サミットでは、世界で初めて感染症を議題として提言し、持続可能な開発目標(SDGs)採択後初めてのサミットとなった2016年のG7伊勢志摩サミットでは、国際保健をハイライトしました。サミットの成果文書では、GHIT FundがR&Dの優れた官民パートナーシップの例として紹介されたことを嬉しく思います。GHIT Fundへの投資は、他の感染症イニシアチブと同様に、日本はグローバルヘルスに継続的にコミットメントし続けるという意思表示であります。」

 

山本 尚子
厚生労働省 大臣官房審議官
「GHIT Fundの仕組みにより、我が国の製薬企業、研究機関、および大学等が、日本国民の健康だけでなく、国際保健にも貢献しうる技術力を有していることを国内外に示すことができたのではないでしょうか。この成功体験を基盤に、多くの企業、研究機関が国際保健の課題に関心を持ち、日本のグローバルヘルスR&Dを更に進めることにつながることを期待しています。」

 

トレバー マンデル
ビル&メリンダ・ゲイツ財団 グローバルヘルスプログラムプレジデント
「日本はグローバルヘルスにおけるリーダーです。GHIT Fundは、日本政府、製薬企業、財団の資源を結集させたパートナーシップを通じてグローバルヘルスを変革しようという日本のコミットメントを象徴する機関として、低中所得国における疾病負担を改善に向けた製品開発を推進しています。」

 

スティーヴン キャディック
ウェルカム・トラスト イノベーションディレクター
「日本には、卓越した科学基盤やイノベーションを生み出す文化が根付いており、さらに世界水準の製薬産業もあり、病気の診断や治療を迅速に開発できる理想的な環境にあります。このたびのGHIT Fundへの支援に加えて、治療薬、ワクチン、診断薬を迅速に開発し、新薬を必要とする何十億人に届けるために国内外のパートナーと協働できることを誇りに思います。」

 

畑中 好彦
アステラス製薬株式会社 代表取締役社長CEO
「GHIT Fundは、日本の製薬業界のグローバルヘルスの課題解決に対する意識変革を促しました。具体的には、私たちが持つ製品開発の専門知識と能力を、政府、国際機関、非営利組織などの専門性と組み合わせることによって、グローバルヘルスの諸課題の解決のために、日本の製薬企業がリーダーシップを発揮できる仕組みを作り出しました。」

 

永山 治
中外製薬株式会社 代表取締役会長 最高経営責任者
「グローバル社会が今後いっそう発展していくためには、グローバルヘルスの実現がますます重要になります。そのような中、GHIT Fund は、政府、民間企業および財団が参画するグローバルヘルスの製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップであり、重大な使命を担っています。当社は独自の抗体改変技術や創薬に有用な化合物ライブラリーの提供などを通じ、世界の人々の健康や医療の発展に貢献してまいります。」

 

中山 讓治
第一三共株式会社 代表取締役会長兼CEO
「GHIT Fundは、我々の持つ資源を社会貢献へと繋げる橋渡しを担っています。当社の研究所には、これまでに創薬の過程で得られた数多くの技術や知見が蓄積されており、その中には事業としては活かされず社内で眠っている創薬技術などの資源もあります。これらをGHIT Fundによって活性化し、待ち望む患者さんに医薬品としてお届けできれば、グローバルヘルスへの貢献となり、非常に有意義であると考えています。」

 

内藤 晴夫
エーザイ株式会社 代表執行役CEO
「我々製薬企業のミッションは、新薬を創製し、必要とするすべての人々にお届けすることです。開発途上国の人々を苦しめる顧みられない熱帯病やマラリア、結核の制圧を果たすためには、創薬推進に加えて、アクセス改善に取り組むパートナーシップが必須であり、GHIT Fundの新たなチャレンジに賛同します。エーザイは、グローバルヘルスへの貢献を、健康で豊かな中間所得層を生み出すための長期的な投資と位置づけ、積極的に取り組んでまいります。」

 

手代木 功
塩野義製薬株式会社 代表取締役社長
「日本の製薬企業は、治療薬、ワクチン、診断薬を生み出すイノベーターとして、常に大きな役割を果たしてきました。医薬品のアクセスと供給を向上し、貧困国の健康を改善する上で、我々はより強力な役割を果たすことができると考えています。」

 

クリストフ ウェバー
武田薬品工業株式会社 代表取締役社長 CEO
「GHIT Fundは革新的な資金拠出のモデルであり、開発資金が不足している疾患の治療薬やワクチンの開発を促進する今までにない枠組みとして、設立以降、大きな成功を収めてきました。当社がこのモデルに投資を行い、かつ製品開発に貢献することが重要であると考えている背景には、当社がグローバルヘルスに強い関心を抱いていることに加え、日本にはGHIT Fundを成功に導く強力な基盤がある点があります。」

 

マグディ・マルティネス・ソリマン
国連事務次長補 国連開発計画(UNDP)総裁補兼政策プログラム支援局長
「国連開発計画は日本、そしてGHITのパートナーであることを誇りに思います。「アクセスと提供に関するパートナーシップ」を通じて、低中所得国の保健システムの主要な問題点を解決することで、GHIT Fundが開発支援する製品をより多くの人々に、より早く届けることができるのです。」

 

古森 重隆
富士フイルム株式会社 代表取締役会長・CEO
「開発途上国にはいまだ解決されていない感染症が多数存在しており、GHIT Fundとの連携はこの課題を解決する上で大変意義があります。
当社はこれまで蓄積してきた技術の活用により、体外診断や治療薬などの分野でイノベーションを創出し、開発途上国の医療水準の向上に貢献していきます。」

 

樋口 達夫
大塚製薬株式会社 代表取締役社長
「大塚製薬は、結核領域での長年にわたる研究開発が結実し、本分野では約50年ぶりの新薬の一つとなる多剤耐性肺結核治療薬「デラマニド」を創出しました。GHIT Fundへの参画により、今後も世界の人々の健康に役立つ研究開発により一層貢献してまいります。」

 

家次 恒
シスメックス株式会社 代表取締役会長兼社長
「開発途上国における感染症撲滅に向けた診断薬開発を更に強化するために、GHIT Fundと協働できることを嬉しく思います。GHIT Fundとのコラボレーションを通じて、感染症に苦しむ人々のために、医療的価値の高い診断技術の創出を加速していきます。」

 

高橋 希人
グラクソ・スミスクライン株式会社 専務取締役 開発本部長
「科学に根差したグローバル・ヘルスケア企業として、我々はグローバルヘルスの重要な課題に使命として取り組んでいます。GHIT Fundは、発展途上国で顧みられない病気に苦しむ患者さんを救うため、革新的な薬剤やワクチン開発の促進に貢献しています。我々は、GHIT Fundの一員として、我々とGHIT Fund共通のミッションであるグローバルヘルスにおける課題の克服に貢献できることをうれしく思います。」

 

ポール ストッフルズ
ジョンソン・エンド・ジョンソン チーフ・サイエンティフィック・オフィサー
「私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、良好な健康状態が人類の進歩を牽引していくことを知っています。しかし、HIVや結核など人々の可能性を阻害するような公衆衛生における重大なチャレンジが依然として残っています。これらはイノベーションとコラボレーションを通じて取り組むことができます。私たちは、公衆衛生における重要な課題に直面している人々への革新的なヘルスソリューション開発を促進するGHIT Fundへの継続的な支援を誇りに思っています。」

 

花井 陳雄
協和発酵キリン株式会社 代表取締役社長
「現在治療法がない病気の新薬を患者さんに届ける必要性と緊急性に関して、当社はGHIT Fundと思いをともにしています。グローバルなパートナーシップを重視したGHIT Fundとの連携により、当社独自の事業基盤に基づいたCSV経営をさらに推し進めていきます。」 ※CSV:Creating Shared Valueの略で、社会課題への取り組みによる「社会的価値の創造」と「経済的価値の創造」の両立により、企業価値向上を実現すること。

 

ベレン ガリージョ
メルク(Merck KGaA)経営執行委員メンバー CEO Healthcare
「当社は、アフリカでの住血吸虫症の制圧を目的とした、プラジカンテル寄付プログラムの開始から10年目を迎えます。GHIT Fundも支援を行っているプラジカンテル小児コンソーシアムの活動における当社のリーダーシップや、今回のGHIT Fundとの提携を通じて、最も脆弱な患者、すなわち、子どもたちが切望する新たな治療薬の製品化に近づくと確信しています。」

 

三津家 正之
田辺三菱製薬株式会社 代表取締役社長
「私たちの医薬品化合物ライブラリーがGHIT Fundを通じてグローバルヘルスR&Dに用いられることを誇りに思います。PDPsやGHIT Fundと連携によって、開発途上国における薬剤耐性との闘いや感染症の新薬開発が促進されることを期待します。」
※PDPs (Product Development Partnerships):産官学の連携を通じて治療薬、ワクチン、診断薬などの製品開発、臨床研究など、公衆衛生上の問題解決のために事業を行う非営利組織のこと。

 

多田 正世
大日本住友製薬株式会社 代表取締役社長
「当社は、国内外の人々に革新的で有用な医薬品を届けるため、新薬の研究開発に全力を注いでいます。GHIT Fundへの参画を通じて、アンメット・メディカル・ニーズが高いNTDs(顧みられない熱帯病)やマラリアなどの疾患領域において、当社の持つ革新的な創薬技術の活用可能性を探り、医薬品アクセスの向上を目指します。」

 

【グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について】

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、グローバルヘルス分野の製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップとして、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業などの民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラスト、国連開発計画が参画する、国際的な非営利組織です。GHIT Fund は2013 年4 月に設立され、世界の最貧困層の健康を脅かす感染症と闘うために、製品開発パートナーシップへの投資ならびに、ポートフォリオマネジメントを行っています。開発途上国に蔓延するHIV/AIDS、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症の制圧を目指し、日本と海外の研究機関の連携促進を行い、製品開発パートナーシップへの投資を通じて新薬開発を推進しています。詳しくは、http://www.ghitfund.org をご覧ください。

 

GHIT Fund に関するお問い合わせ先

グローバルヘルス技術振興基金 玉村・佐藤
TEL: 03-6441-2032 FAX: 03-6441-2031 Email: press@ghitfund.org

本件に関する報道関係者のお問い合わせ先

グローバルヘルス技術振興基金 広報代理 バーソン・マーステラ 恩田・野口
TEL: 03-3264-6701 FAX: 03-3237-1244 Email: GHITFundJP.PR@bm.com