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August 4, 2021 Others

山田忠孝氏の逝去を受けて

Frazier社のベンチャーパートナーであり、ビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバルヘルスプログラム・プレジデントを務めた山田忠孝氏(タチ・ヤマダ氏)が、2021年8月4日にシアトルの自宅で逝去されました。

 

GHIT Fund会長兼代表理事である中谷比呂樹は次のように述べています。「タチの訃報に接し、GHIT Fund理事会を代表して、タチのご家族とご友人に深い哀悼の意を表します。タチは、学術、ビジネス、研究開発、教育、政策、アドボカシーなど、あらゆる分野で卓越した影響力とリーダーシップを発揮された素晴らしい人でした。GHIT Fundの設立にも、タチは極めて重要な役割を果たしました。GHIT Fundの創設CEOであるBT・スリングスビー氏とともに、日本の製薬企業、ゲイツ財団、日本政府が連携して、グローバルヘルスのための製品開発を推進するという「マッチングファンド」のアイデアを着想しました。それ以降、タチのグローバルヘルスに対する強い情熱とコミットメントは、GHIT Fundと日本のステークホルダーを鼓舞し、世界中の顧みられない患者のための製品開発を加速させる原動力となりました。タチは、社会から取り残された環境に生きる何百万人もの命を救うために、「切迫感(sense of urgency)」を持って取り組むことの重要性を常に私たちに訴えていました。GHIT Fund理事と職員一同は、世界中の人々とともにタチの急逝を悼みます。」と述べています。

 

山田忠孝氏は、日本と米国、両国と途上国間における医学・医療ソリューションの普及・発展、グローバルヘルスへの献身的な取り組みが評価され、2018年に天皇陛下より旭日重光章受章の栄誉に浴しています。