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November 17, 2020

【イベント案内】 連続ウェビナー「顧みられない熱帯病対策:世界の潮流と日本の経験」

顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)とは、主に途上国の貧困層を苦しめる寄生虫症やウィルス感染症などの総称です。世界で10億人以上が少なくともひとつのNTDに感染していると言われ、国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)では、ターゲット3.3として、「2030年までにNTDsの流行に終止符を打つ」と明記されています。
 
NTDs対策が重要な政策目標として世界的に認識されつつある一方、対策現場では、適切な医薬品の欠如、途上国の脆弱な保健システム、近代医療への不信など様々な困難を抱え続けています。こうした課題を克服するために、世界保健機関(WHO)は、2020年11月12日の世界保健総会にて、新たなNTDロードマップ(2021-2030)を採択しました。

本連続ウェビナー(全6回)は、日本でNTDsに関心のある方々を対象に、ウィズ・コロナ時代のNTDs対策について、WHOがロードマップで示す2030年までの目標や課題を紹介したのち、日本との関係が深いNTDs対策や技術開発事業のレポートを交え、NTDs対策の実情に迫ります。ぜひ、ご参加ください。

 

使用言語:日本語

参加費:無料

主催:日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)

後援:グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)

 

 

第1回 「NTDs総論&リンパ系フィラリア症」

日時 2020年11月25日(水)15:30-17:00

参加登録 https://zoom.us/webinar/register/WN_YaXoTgpvQfO-6y_-jq6akw

スピーカー

・矢島綾氏 世界保健機関西太平洋地域事務所 顧みられない熱帯病専門官

・多田功氏 九州大学名誉教授

・關原誠氏 JICA「大洋州広域フィラリア対策プロジェクト」専門家



第2回以降の予定

第2回「皮膚NTDs」2020年12月

第3回「住血吸虫症」2021年1月

第4回「シャーガス病」2021年2月

第5回「ハンセン病」2021年2月

第6回「マイセトーマ」2021年3月