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May 25, 2013

GHIT Fund、第66回WHO総会のセッションに登場

 

GHIT Fundについてプレゼンテーションを行うスリングスビーBT(写真中)写真左:Bernard Pecoul CEO(DNDi)、写真右:牛尾光宏大臣官房審議官(厚生労働省)
2013年5月24日、ジュネーブ
第66回世界保健機関(WHO)年次総会にて、「Innovative Financing for Global Health R&D: Global Health Experts Comment on Japan’s First Public-Private Partnership to Advance Global Health R&D」のセッションに、GHIT FundのCEOスリングスビーBTがパネリストとして登壇しました。


世界中のグローバルヘルスの専門家、政府関係者、市民団体らが多く参加したこのセッションでは、開発途上国向けの医薬品研究開発を推進する日本初の官民パートナーシップに関して高い関心が示されました。
スリングスビーは、「今もなお開発途上国において数千万人~数億人が感染症の危機にさらされています。そうした感染症を撲滅するために、日本が培って来た医薬品研究開発に関する知見や経験を活かすことが可能で、産官学が一緒に取り組むことでより多くの人々の命を救うことができるのです。」と述べ、今後GHIT Fundがグローバルヘルスにおける医薬品研究開発で重要な役割を担っていくことを聴衆に向けて語りました。


セッションには、日本の厚生労働省から牛尾光宏氏(大臣官房審議官)、顧みられない熱帯病などの医薬品研究開発を行うDNDi*のBernard Pecoul氏(Executive Director)、マラリアの医薬品研究開発を行うMMV**のDavid Reddy氏(CEO)らが参加しました。パネリストからは、GHIT Fundの今後の取り組みや日本のグローバルヘルスに対する貢献について大きな期待を寄せていることが述べられました。また、他国においても、GHIT Fundのような医薬品研究開発を推進するための新しい資金メカニズムの必要性について言及されました。
* DNDi: Drugs for Neglected Disease Initiative

website: www.dndi.org/

** MMV: Medicine for Malaria Venture

website: http://www.mmv.org/

  

 

多くの参加者にご来場頂きました。
なお、年次総会で議長に任命された日本政府代表の尾見茂氏は、開会の挨拶の中でGHIT Fund設立について述べられました。 尾見茂氏によるスピーチ「Video of Dr Shigeru Omi’s speech」はこちら