Investment

プロジェクト

マラリアに対する化合物探索プログラム
  • 受領年
    2020
  • 投資金額
    ¥21,093,600
  • 病気
    Malaria
  • 対象
    Drug
  • 開発段階
    Hit Identification
  • パートナー
    第一三共株式会社, エーザイ株式会社, 武田薬品工業株式会社, Medicines for Malaria Venture (MMV)

イントロダクション/背景

イントロダクション

本プロジェクトは、日本の製薬会社3社がMedicines for Malaria Venture(MMV)及びそのパートナーと協業するという点で特徴的であり、GHIT Fundからの資金提供を受け、薬理作用の確認された新規の抗マラリア治療標的に対して各社の化合物ライブラリーのスクリーニングを行います。

 

プロジェクトの目的

このプロジェクトでは、2つの抗マラリア標的(熱帯熱マラリア原虫CLK3とアセチルCoAシンセターゼ)に対して、日本の製薬会社3社から拠出された約60,000化合物(各社から20,000化合物)のスクリーニングを行います。得られたヒット化合物は、GHIT Fundが資金提供するリード化合物探索プロジェクトへと進み、最終的にはマラリアの新規治療薬候補となる可能性があります。

 

プロジェクト・デザイン

エーザイ株式会社(エーザイ)、武田薬品工業株式会社(武田薬品)、第一三共株式会社(第一三共)はそれぞれ、自社の化合物コレクションからMMVに化合物ライブラリーを提供し、MMVは、2つの抗マラリア標的に対するこれらの化合物ライブラリーのスクリーニングを指揮します。

本プロジェクトによって、グローバルヘルスの課題はどのように解決されますか?

市販されている、または臨床開発中の薬剤に対する現在および将来予想される耐性リスクを克服するマラリア新薬が緊急に必要とされています。この問題に対応するため、このプロジェクトは、生物学的に検証された新しい2つの抗マラリア標的を選択しました。このプロジェクトから最終的に提供され得る医薬品候補化合物は、他の抗マラリア薬による耐性を克服することが期待されます。

本プロジェクトが革新的である点は何ですか?

このプロジェクト及び、このプロジェクトの枠組みは、2つのイノベーションをもたらします。1つ目は、異なるメカニズムに基づく2つの新規抗マラリア標的に対するスクリーニングに焦点を当て、標的ベースでのヒット化合物探索研究を実施すること、2つ目は、日本の製薬会社3社が2種のスクリーニングにそれぞれの化合物ライブラリーを提供することによる効率的なプロジェクト運営を行うことです。これは、日本の製薬会社3社の卓越したリーダーシップとコラボレーション、そして新しい抗マラリア薬を発見・開発し、世界中に提供するというMMVの使命に貢献したいという強い願いを示しています。

各パートナーの役割と責任

エーザイ、武田薬品、第一三共はそれぞれ約20,000の化合物を提供し、MMVのスクリーニングパートナーによってブラインドスクリーニングが行われます。その後、MMVと各社はヒット化合物を確認し、新しいリード化合物探索プロジェクトへの移行の可能性を評価します。