PATHマラリアワクチンイニシアティブ(PATH MVI)と愛媛大学は、マラリアワクチンPf75の研究開発に対して取り組んでいます。このワクチンは、伝搬阻止ワクチン(Transmission-blocking vaccine)と呼ばれ、人から蚊へのマラリアの感染を阻止することができます。そのため伝搬阻止ワクチンは、現在マラリア対策に用いられている蚊帳、殺虫剤、治療薬等と併用することで、マラリアの制圧に不可欠と考えられています。しかしこれまで、伝搬阻止ワクチン候補抗原はごくわずかで、いずれも開発には至っていません。愛媛大学はPATH MVIと共同で、見出した新規伝搬阻止ワクチン候補Pf75の前臨床試験に向けた研究開発を進めています。 |