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日本発のグローバルヘルス技術振興基金 ロンドン宣言への支持を表明し 顧みられない熱帯病に特化した新規助成案件公募を発表

2014.04.02

世界で10億人以上が罹患しているアフリカ睡眠病、シャーガス病、住血吸虫症などの

顧みられない熱帯病の制圧に向けた新たな研究開発の取り組みを支援

 

一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(The Global Health Innovative Technology Fund 会長・代表理事 黒川清、東京港区六本木1丁目9番10号、以下GHIT Fund)は、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: 以下NTDs)に対するロンドン宣言での取り組みの進展を称え、イニシアチブへの支持を表明するとともに、世界で10億人以上が罹患しているアフリカ睡眠病、シャーガス病、住血吸虫症などのNTDsの制圧に向けた、新たな助成案件公募を行います。

 

ロンドン宣言は、2020年までにNTDs10疾患を制圧することを目的として、2012年1月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界保健機関(WHO)、米国および英国政府、世界銀行、およびNTDs蔓延国政府による過去最大規模の国際官民パートナーシップとして発表されたイニシアチブです。このたびのGHIT Fundのロンドン宣言に対する支持表明は、ロンドン宣言発表以降の進展を称え、ゴールに向けた更なる取り組みを確認するため、WHO事務局長マーガレット・チャン博士やビル・ゲイツ氏らが登壇したパリ・パスツール研究所でのイベント「Uniting to Combat Neglected Tropical Diseases: A Conversation on Progress」にあわせて発表されました。また、GHIT Fundは支持表明に加え、NTDsの新たな医薬品、ワクチン、診断薬の研究開発に対するさらなる支援を約束し、2014年6月を目処に、ロンドン宣言の目指すゴールに合致する、NTDsに特化した研究開発に対する助成案件の公募(RFP)を行う予定です。

 

GHIT Fund CEOのスリングスビーBTは「世界中で10億人以上もの人々を苦しめているNTDsに対して、国際社会が一丸となって取り組んだ歩みには、目を見張るものがあります。しかし、我々にはNTDs制圧のために必要なツールがすべてそろっているわけではありません。この闘いには、さらに多くの資源、専門知識やスキルが必要とされます。GHIT Fundは、世界の最貧困層が健康で豊かな生活を送ることができるよう、死亡者を減少させ、重篤な疾患の苦しみから人々を守るためのNTDs制圧に向けた技術開発の推進を約束いたします」と述べています。

 

マーガレット・チャン博士はGHIT Fundのロンドン宣言への支持表明を歓迎し、「WHOは、貧困層の患者数が極めて多いNTDsに対する世界的な取り組みへのGHIT Fundの投資や協力を大変喜ばしく思います」と述べました。さらに、チャン博士は「GHIT FundのNTDsに対する研究開発の追加支援は、NTDsの制圧および撲滅に向けての取り組みや、NTDsが引き起こす窮状から人類を救うという目標を達成するための大きな一助となります」と述べています。

 

世界人口のおよそ6人に1人がなんらかのNTDsを患っており、世界の最貧困層のコミュニティで特に顕著となっています。NTDsは、子どもの発育を妨げ、不可逆的な障害をもたらし、最悪の場合は死に至ります。またNTDsは認知障害や記憶障害のほか、臓器障害や失明を引き起こします。NTDsが引き起こす度重なる発作により、働くことができなくなり、地域全体が貧困の窮地に陥ってしまいます。

 

「多くの人々がNTDsの影響を受けている限り、コミュニティ、国家、経済の発展はあり得ません」とスリングスビーは述べています。

 

☆GHIT Fundについて

一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(Global Health Innovative Technology Fund: GHIT Fund)は、日本の製薬会社5社、日本国政府2省庁、そしてビル&メリンダ・ゲイツ財団による1億米ドルの投資により、2013年4月に設立されました。製薬関連企業、政府、民間社会団体が参画する初の国際共同事業体として、顧みられない熱帯病の制圧のため、日本において研究開発の支援に取り組んでいます。「GHIT Fundは個人のみならず社会全体に大きな負担となっている顧みられない熱帯病に対する新たな解決策の発展を促すために、日本の技術、イノベーションやインサイトを活用します。一丸となって取り組めば、世界から顧みられない熱帯病を撲滅することができるでしょう」と、GHIT Fund理事である山谷裕幸(外務省国際保健政策室長)は述べています。

http://www.ghitfund.org/

 

☆これまでのGHIT FundのNTDsに対する取り組み

2013年11月には、ロンドン宣言で制圧すべき疾患として定められた、マラリア、結核、シャーガス病に対する6件の新たなワクチンの国際共同研究開発に対して、総額約5億6千万円の助成金の交付を発表しました。また2014年3月には、NTDsのうち、住血吸虫症、シャーガス病、および寄生性線虫に対する革新的な治療薬の開発を進めるため、総額約6億8,000万円の助成金を交付することを発表しました。

 

☆ロンドン宣言について http://unitingtocombatntds.org/uniting-combat-ntds-london-declaration

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